タバコのヤニ、キッチンの油汚れ、手垢、そして毎日のホコリ…。壁紙は気づかないうちに少しずつ汚れを溜め込んでしまいます。今回は、実際に私たちが施工した壁紙のビフォーアフター写真をご覧いただきながら、お客様ご自身でもできる「壁紙クリーニングのコツ」と、よくある疑問にお答えしていきます!

驚きのビフォーアフター!お部屋の明るさは壁紙で決まります

まずは、今回ご紹介する写真をご覧ください。

染色前

記事内の清掃写真

長年の汚れ(ヤニや生活汚れなど)が蓄積し、全体が茶色くくすんでしまった状態です。お部屋全体の印象も、どこかどんよりと暗く感じてしまいますよね。

染色風景

記事内の清掃写真

染色するとここまで色が変わるんです!

染色直後

記事内の清掃写真
記事内の清掃写真

天井との境目に緑色の養生(マスキングテープ)を貼り、周辺を汚さないように丁寧に対処しています。

染色直後は正直なところ馴染みがないため、多少違和感があるように見えます。

こちらが1週間もすればかなり馴染みが出てきます。

染色1週間後

記事内の清掃写真
記事内の清掃写真

染色直後の違和感もなく、かなり馴染んできました。お客様も「ここまでかわるとは!」とびっくりされていました。

「業者に頼まないと、ここまで綺麗にならないの?」と思われるかもしれませんが、日常的な汚れであれば、ご自宅にあるものを使ってご自身でかなり綺麗に落とすことができるんです。

ご自宅でできる壁紙クリーニング方法

壁紙の汚れの多くは「酸性」の汚れ(油、手垢、ヤニなど)です。そのため、反対の性質を持つ「アルカリ性」の洗剤を使うのが綺麗に落とす最大のコツです。

準備するもの

クリーニングの基本手順

ステップ1:まずは表面のホコリを落とす いきなり濡らすのはNGです!ホコリが水分を含むと泥のようになり、壁紙の凹凸に入り込んでしまいます。まずは、はたきや掃除機(ブラシノズル)で表面のホコリを優しく取り除きましょう。

ステップ2:洗剤は「クロスに」吹きかける 壁に直接スプレーを吹きかけると、洗剤が垂れて「液だれ跡」になってしまうことがあります。必ずマイクロファイバークロスに洗剤をシュッと吹きかけ、少し湿らせた状態で使いましょう。

ステップ3:拭く時は「下から上へ」 壁を拭く時は、「下から上へ」向かって拭いていくのがプロの鉄則です。上から拭くと、垂れてきた洗剤が下部の汚れと混ざり、シミになりやすいためです。力を入れず、ポンポンと汚れを浮かすようなイメージで優しく拭き取ります。

ステップ4:しっかり水拭き&乾拭き 汚れが落ちたら、洗剤成分が壁に残らないように、固く絞った別のクロスでしっかりと水拭きをします。最後に乾いたクロスで乾拭きをし、換気をして壁紙を完全に乾かして完了です!

壁紙クリーニングのよくあるご質問(Q&A)

Q. 汚れがひどいので「メラミンスポンジ」でこすってもいいですか?

A. 壁紙へのご使用はおすすめしません! メラミンスポンジは研磨効果が高いため、汚れと一緒に壁紙の表面まで削り取ってしまいます。ツヤがなくなったり、柄が消えたり、最悪の場合は破れてしまう原因になります。汚れは「こすり落とす」のではなく、洗剤の力で「浮かせて拭き取る」のが正解です。

Q. 洗剤で拭いても全然色が白くならないのですが…

A. 日焼けによる変色や、素材自体の経年劣化の可能性があります。 窓際の壁紙などに多いのですが、紫外線による日焼け(変色)の場合、汚れではないため洗剤では落とすことができません。また、壁紙の寿命は一般的に10年前後と言われており、長期間経過して素材自体が変質している場合は、クリーニングでの回復は難しくなります。

Q. 賃貸マンションですが、この掃除方法を試しても大丈夫ですか?

A. 基本的には大丈夫ですが、目立たない場所でテストをしてください。 壁紙の種類(和紙、布クロス、撥水加工がないものなど)によっては、水拭き自体がNGな場合があります。日本の一般的な住宅の多くは「ビニールクロス」ですが、念のため、家具の裏など目立たない足元の隅の方で、一度洗剤をつけて変色やシミにならないかテストしてから全体を行うと安心です。

壁紙が綺麗になると、お部屋の空気まで澄んでいるように感じられます。まずは汚れが気になりやすいスイッチ周りや、キッチンの壁など、小さな範囲からDIYクリーニングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。