寒い日に暖房をつけたのに、なかなか温かくならない。途中で風が止まってしまう。そんなとき、すぐに故障だと思ってしまいがちです。

でも実は、温風が出ない時間の多くは、エアコンの正常な動作です。また、フィルターや室外機まわりを確かめるだけで直ることもあります。

この記事では、故障との見分け方と、自分で確かめたいポイント、修理やクリーニングを考える目安を、メーカーの公式情報をもとにまとめました。

故障ではない「温風が出ない時間」

霜取り運転中の室外機。湯気や水が出ても故障ではない(イメージ)
霜取り運転中の室外機。湯気や水が出ても故障ではない(イメージ)

つけた直後:予熱運転

暖房をつけた直後は、冷たい風が出ないように、室内機の中を先に温めています。日立の案内では、この「予熱運転」は2〜3分で、その間は風が出ません。

暖房の途中:霜取り運転

外が冷え込むと、室外機に霜が付きます。霜が付いたままだと暖房の効きが落ちるため、エアコンは自動で霜を溶かす「霜取り運転」を行います。霜を溶かすのに暖房の熱を使うので、その間は部屋への温風が止まります。

早く霜を溶かそうと、室外機に水やお湯をかけるのはやめてください。また凍ってしまったり、部品の劣化や故障につながったりするおそれがあります。

それでも続くときは点検を

日立は、25分以上たっても運転ランプの点滅が止まらないときは、正常に動いていない可能性があるので、販売店や修理窓口に相談するよう案内しています。目安の時間はメーカーや機種によって違うので、お使いの機種の取扱説明書も確かめてください。

自分で確かめたいポイント

室外機のまわりの落ち葉や物を片付け、風の通り道をあけるイメージ
室外機のまわりの落ち葉や物を片付け、風の通り道をあけるイメージ

1. 運転モードと設定温度

運転モードが「暖房」になっているか、設定温度が低すぎないか、風量が弱くなっていないかを確かめましょう。「自動」や「送風」のままになっていることもあります。

2. フィルターの汚れ

フィルターにホコリがたまると、空気をうまく吸い込めず、運転の効率が下がります。パナソニック・ダイキンとも、使う季節は2週間に1回の掃除をすすめています。水で洗ったときは、しっかり乾かしてから戻してください。

3. 室外機のまわり

室外機は、外の空気から熱を集めて部屋を温めています。吸い込み口や吹き出し口がふさがれていると、うまく暖房できません。

4. リモコンの電池

リモコンの反応が鈍い、液晶の表示が乱れるときは、電池が弱っているかもしれません。新しい電池に交換しましょう。使いかけの電池や、種類の違う電池を混ぜて使うのはやめてください。

5. エアコン内部の汚れ

フィルターの奥にある熱交換器や送風ファンが汚れていると、効きも悪くなります。ダイキンの検証では、エアコンを1年間掃除しないと、電気代が約25%余分にかかるという結果が出ています。

ただし、熱交換器(内部のアルミの板)を自分でこすったり、市販の洗浄スプレーを使ったりするのはやめましょう。板が曲がったり、洗剤が残って故障やカビの原因になったりするおそれがあります。

修理・クリーニングを考える目安

修理に相談するか、クリーニングを頼むかを見きわめるイメージ
修理に相談するか、クリーニングを頼むかを見きわめるイメージ

販売店やメーカーに点検を相談したいとき

クリーニングを考えたいとき

「洗えば直るのか、修理や買い替えが必要なのかわからない」という方は、エアコンは洗う・修理・買い替えのどれ?もあわせてご覧ください。

カノエのエアコンクリーニング

私たちおそうじ本舗カノエグループでは、カバーやフィルターなど外せる部品を外し、熱交換器と送風ファンは付けたまま、専用の洗剤と高圧洗浄で汚れを洗い流します。送風ファンとドレンパン(結露水の受け皿)も取り外して奥まで洗う「完全分解洗浄」は、オプション(1台 8,800円・税込)です。機種や設置の状況によっては、取り外せない場合があります。

料金は税込・1台あたりで、おそうじ本舗公式の価格を参考にしています。2台以上まとめてご注文いただくと、1台あたりの料金が下がります。

効きの悪さが汚れによるものかどうか迷ったら、無料のエアコン健康診断をご利用ください。診断・出張・お見積りまでは無料です。

参考にした情報